« 書誌棚-booklog | メイン | 17歳のための世界と日本の見方 »

January 08, 2007

ジレンマ[dilemma] 其の壱

●エディトリアルデザインで、鶏と卵のような問題があると思う。
●テキストが先かデザインが先か。

●個人的にはテキストを読んで内容を把握してから、その意味なり構造なりをデザインにしたいと思っているのだけれど、特に依頼原稿の多い雑誌なんかではそうはいかない。先割(先に文字数をデザインで決めてしまう)を求められることが多い。
●一件デザイン優先で、デザイナーにとっては良さそうに思えるが、流し込みを印刷所でやってもらう場合も多く、なかには目も当てられないような組み方があがってくる事もある…。
●おまけに先割の文字数以上で原稿が来ることも多々ある…。

●逆に、テキストが既にあり、内容も把握できる場合でも、明らかに誌面に入らない場合もある…。
●それを無理矢理押し込むと、想定していたデザインが崩れてしまう。
●その時点で無理に文字数を減らしてしまうのも、ライターに申し訳ないし…。
●もちろんそこが腕の見せ所なんだけど。

●書かれているテキストとそのデザインって、実は一緒のものであるはずだし、メディアになった時には、読み手にはそこが分かれているとは思われない。
●でも作る過程では、別のモノになってるんだよな。
●一番良いのは、ライターがデザインもし、デザイナーがテキストも書けることか。
●僕には無理そうですが…。いずれ…。

●ともかく、その間をつなぐ編集者って、一番大事な存在だし、一番大変だとは思います。
●要するに編集的なデザインってのが必要なんでしょうね。

投稿者 mikandesign : January 8, 2007 10:03 AM

コメント

お久しぶりです。
覚えてるかな??

独立し、事務所を持ったとうわさできいたよ、
ほんとう??すごいね。

視デ飲みある時誘ってね♪

投稿者 あゆ : January 9, 2007 01:47 PM